クレマとは何ですか?みんなのよくある疑問
答え:クレマは、エスプレッソの表面にできる細かい泡の層です。抽出時に生まれる自然な泡で、香りやコクを閉じ込めます。新鮮な豆で淹れると、きれいなクレマができます。クレマと普通の泡の違い
クレマは、エスプレッソ特有のきめ細かい泡です。牛乳の泡やドリップコーヒーの泡とは違います。圧力をかけて抽出することで生まれるのがクレマです。クレマの特徴
- エスプレッソの表面にできる
- きめ細かくなめらか
- 香りを閉じ込める役割がある
- 新鮮な豆ほど厚く出やすい
ここからは、もう少し詳しく解説していきます。

「クレマ とは何だろう?」
「エスプレッソの上にのっている泡って、あれは何?」
そう思って調べている方は多いのではないでしょうか。
コーヒーは、少し知識があるだけで味わいや楽しみ方が大きく変わる飲み物です。
一方で、情報が多く「何から知ればいいのか分からない」と感じてしまうことも少なくありません。
この記事では、「クレマとは何か?なぜできるのか?味にどう影響するのか?」について、初心者の方にも分かりやすく解説します。
読み終えたころには、クレマの正体と役割が分かり、エスプレッソを見る目が少し変わる状態になっているはずです。
目次 [ CLOSE ]
クレマとは何か?
クレマとは「エスプレッソの表面にできる泡」
クレマとは、エスプレッソの表面に浮かぶきめ細かい泡の層のことです。
色はヘーゼルナッツ色〜キャラメル色。
とろりとした質感で、液体と泡の中間のような見た目をしています。
イタリア語の「crema(クリーム)」が語源で、
直訳すると“クリーム状のもの”という意味です。
普通のドリップコーヒーには基本的にできない
ここで疑問が出てきます。
「なぜエスプレッソにだけクレマができるの?」
理由は抽出方法にあります。
エスプレッソは、高圧(約9気圧前後)をかけて短時間で抽出する方法です。
一方、ハンドドリップやフレンチプレスは圧力をかけずに重力や浸漬で抽出します。
この“圧力”こそが、クレマを生み出す最大の要素です。
クレマはなぜできるのか?
少しだけ仕組みを見てみましょう。
① コーヒー豆に含まれるガス
焙煎したコーヒー豆の内部には、二酸化炭素(CO₂)が含まれています。
焙煎直後の豆ほどガスが多く、時間が経つにつれて徐々に抜けていきます。
エスプレッソ抽出時に高圧をかけると、このガスが一気に溶け出し、カップに注がれた瞬間に気泡となって現れます。
これがクレマのベースになります。
② コーヒーオイル(油分)
コーヒーには天然の油分が含まれています。
エスプレッソはペーパーフィルターを使わないため、この油分もそのまま抽出されます。
その油分が泡を包み込み、細かく安定した泡の層を作ります。
つまり、クレマは
・コーヒー豆のガス
・油分
・高圧抽出
この3つが組み合わさって生まれる現象です。
クレマは美味しさの証なのか?
「クレマが厚い=美味しい」とよく言われます。
でも、これは少しだけ注意が必要です。
クレマがある=一定条件を満たしている
クレマがしっかり出ている場合、
・豆がある程度新鮮
・細かく挽かれている
・圧力が適切
・抽出時間が極端にズレていない
といった条件が整っている可能性が高いです。
その意味では、“抽出が機能しているサイン”とは言えます。
ただし「厚さ=美味しさ」ではない
極端にガスが多い豆は、クレマがモコモコと出ます。
しかし、それが必ずしも味のバランスが良いとは限りません。
逆に、クレマがやや薄めでも味のまとまりが素晴らしいこともあります。
最初にエスプレッソを飲んだとき、正直私は「泡がある=すごい」と思っていました。
でも飲んでみると、苦くて強すぎてびっくりした記憶があります。
見た目と味は必ずしも一致しない。
ここは知っておきたいポイントです。
クレマの色や状態で分かること
エスプレッソ好きの人たちは、クレマの状態をよく観察します。
明るいキャラメル色
・抽出が安定している可能性が高い
・バランスが良いことが多い
濃すぎる・黒っぽい
・抽出過多(過抽出)の可能性
・苦味が強い傾向
すぐに消える
・豆が古い可能性
・ガスが抜けている
ただし、焙煎度によっても色は変わります。
深煎りは濃く、浅煎りはやや明るめになる傾向があります。
抽出の細かい違いについては、器具や挽き目の調整が関係します。
エスプレッソマシンやグラインダーの違いはコーヒー器具・道具の記事で詳しく解説していますので、興味があればあわせて参考にしてみてください。
クレマは混ぜる?そのまま飲む?
これもよくある疑問です。
実は「軽く混ぜる」方がバランスは整う
クレマは香り成分や苦味を多く含んでいます。
そのまま飲むと、最初に苦味が強く出やすい傾向があります。
スプーンで軽く混ぜると、液体部分と均一になり、味のバランスが安定します。
イタリアでも、軽く混ぜてから飲む人は少なくありません。
ただし、これは好みの問題です。
あえて層の変化を楽しむのも一つの楽しみ方です。
クレマとラテアートの関係
カフェで見るラテアート。
あれもクレマが関係しています。
エスプレッソのクレマがベースになり、そこにミルクフォームを注ぐことで模様が描かれます。
クレマが極端に薄いと、コントラストが出にくくなります。
つまり、ラテアートはクレマがあってこそ成立する表現でもあります。
ミルクとの相性や飲み方の違いについては、エスプレッソとドリップの違いを比較した比較・おすすめの記事も参考になります。
クレマが出ないときの原因
自宅でエスプレッソを淹れていて「クレマが出ない」と感じたら、次の点を確認してみてください。
・豆が古い
焙煎から時間が経ちすぎている
・挽き目が粗い
圧力が十分にかからない
・抽出時間が短すぎる
ガスが十分に乳化しない
・圧力不足
家庭用マシンの性能差もある
ただ、家庭用マシンではプロ仕様ほど厚いクレマが出ないこともあります。
そこは無理に比べなくて大丈夫です。
味がバランス良く、美味しければそれで十分。
クレマは“目的”ではなく“結果”です。
まとめ|クレマとは「高圧が生む泡の層」
今回は、クレマとは何かについて解説しました。
ポイントを整理すると、次の通りです。
・クレマとはエスプレッソ表面にできる泡の層
・高圧抽出と豆のガス・油分が関係している
・厚さだけで美味しさは決まらない
コーヒーは、少し知識を知るだけでも選び方や楽しみ方が大きく変わります。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。
気になったところから、少しずつ試してみてください。
なお、エスプレッソの抽出方法や器具の違いについては、コーヒー器具・道具の記事で詳しく解説しています。
また、エスプレッソとドリップの味の違いを比較した記事は比較・おすすめの記事にまとめています。
飲み比べの視点で理解すると、クレマの意味もより立体的に見えてきます。



