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コーヒーとエスプレッソ、カフェイン量はどっちが多い?

コーヒーとエスプレッソ、カフェイン量はどっちが多い?

エスプレッソのカフェイン量は多いですか?みんなのよくある疑問

答え:エスプレッソ1杯(約30ml)には、約60〜70mgのカフェインが含まれています。量は少ないですが、濃いため強く感じます。1杯あたりの総量は、ドリップコーヒーと大きくは変わりません。

エスプレッソとドリップのカフェイン量の違い

エスプレッソは少量で抽出するため、1口あたりの濃さは強いです。一方、ドリップは量が多いため、1杯全体で見るとカフェイン量はドリップのほうが多くなることが一般的です。

エスプレッソのカフェインの特徴

  • 1杯の量は約30mlと少ない
  • 短時間で抽出する
  • 味が濃く強く感じる
  • 1杯あたりのカフェイン量は中程度

ここからは、もう少し詳しく解説していきます。

「エスプレッソ カフェインって多いの?」
「エスプレッソの方が濃いから、体に強そう…?」

そう思って調べている方は多いのではないでしょうか。

コーヒーは、少し知識があるだけで味わいや楽しみ方が大きく変わる飲み物です。
一方で、情報が多く「何から知ればいいのか分からない」と感じてしまうことも少なくありません。

この記事では、コーヒーとエスプレッソのカフェイン量の違いについて、初心者の方にも分かりやすく解説します。
読み終えたころには、量・濃さ・飲み方を整理して考えられる状態になるはずです。

まず結論|「1杯あたり」ではドリップの方が多いことが多い

最初に整理しておきたいのは、何を基準に比べるかで答えが変わるという点です。

一般的な目安としては次の通りです。

  • ドリップコーヒー(約150ml)
    → 約80〜120mg前後
  • エスプレッソ(約30ml)
    → 約40〜70mg前後

※数値は抽出条件や豆の種類により変動します。

つまり、1杯あたりで見ると、ドリップコーヒーの方が多いことが多いとされています。

「エスプレッソは濃い=カフェインも多い」という印象は、必ずしも正確ではありません。

なぜ誤解が生まれるのか?

① 味が濃い=成分も多いと思いやすい

エスプレッソは、

  • 強い苦味
  • とろみのある質感
  • 表面のクレマ(泡)

こうした特徴があり、見た目も味も“濃い”印象です。

そのため、カフェインも多そうに感じるのは自然なことです。

しかし、カフェイン量は「濃さ」よりも抽出量と総量に左右されます。

カフェイン量を左右する3つの要素

① 抽出量(飲む量)

これが最も分かりやすいポイントです。

ドリップは150〜200ml程度。
エスプレッソは約30ml。

体に入る総量で考えると、ドリップの方が結果的に多くなりやすいです。

② 抽出時間

エスプレッソは、高圧で約20〜30秒という短時間抽出です。

一方、ドリップは2〜4分かけて抽出します。

カフェインは水に溶けやすい成分です。
抽出時間が長いほど、溶け出す量も増える傾向があります。

そのため、時間の長いドリップはトータルのカフェイン量が増えやすいのです。

③ 豆の種類

ここは意外と見落とされがちです。

コーヒー豆には主に

  • アラビカ種
  • ロブスタ種

があります。

ロブスタ種は、アラビカ種の約2倍のカフェインを含むと言われています。

エスプレッソではロブスタをブレンドすることもあるため、配合次第ではカフェイン量が増える場合もあります。

私が最初に誤解していたこと

正直、カフェで初めてエスプレッソを飲んだとき、「これ絶対カフェイン強い」と思いました。

小さいのに苦くて、なんだか効きそうな感じ。

でも調べてみると、実はドリップの方が多いケースが多いと知り、かなり驚きました。

「濃い」と「多い」は別なんだと、ここで初めて整理できました。

カフェラテやアメリカーノはどうなる?

ここもよくある疑問です。

カフェラテ

ベースはエスプレッソ1ショット(約30ml)。
そこにミルクを加えます。

つまり、カフェイン量は基本的にエスプレッソ1杯分とほぼ同じです。

アメリカーノ

エスプレッソにお湯を加えたものです。
量は増えますが、カフェイン量自体はショット数次第です。

ショットが1つならエスプレッソと同程度。
2ショットなら倍になります。

どれくらいが適量?

一般的に、健康な成人であれば1日400mg程度までが目安とされています
(各国の食品安全機関のガイドラインを参考)。

ドリップなら3〜4杯程度、エスプレッソなら5〜8杯程度が目安になります。

ただし、

  • 妊娠中
  • カフェインに敏感
  • 夜遅い時間帯

などの場合は控えめが安心です。

デカフェという選択肢もあります。

抽出方法を知ると理解が深まる

カフェイン量の違いは、抽出方法の違いと密接に関係しています。

エスプレッソマシンは高圧で一気に抽出する構造です。

一方ドリップは、重力でゆっくり抽出します。

器具の構造や仕組みを詳しく知ると、「なぜ量が変わるのか」がよりクリアになります。
コーヒー器具・道具の記事もあわせて読むと理解が深まります。

また、味や濃度の違いを整理した比較・おすすめの記事も参考になります。

結局どちらが強いのか?

まとめると、

  • 1杯あたり → ドリップが多いことが多い
  • 1mlあたり → エスプレッソが濃い

という整理になります。

つまり、量で見るか、濃度で見るかの違いです。

まとめ|濃さとカフェイン量は別

今回は、エスプレッソ カフェイン量の違いについて解説しました。

ポイントを整理すると、次の通りです。

・1杯あたりではドリップの方が多い場合が多い
・エスプレッソは濃度が高いが量が少ない
・豆の種類やショット数で変わる

コーヒーは、少し知識を知るだけでも選び方や楽しみ方が大きく変わります。
すべてを一度に完璧にする必要はありません。
気になったところから、少しずつ試してみてください。

なお、抽出方法の違いについては、別の記事で詳しく解説しています。
器具や淹れ方の違いを知ると、カフェイン量の仕組みもより理解しやすくなります。
コーヒー器具・道具比較・おすすめの記事もあわせて参考にしてみてください。

執筆者:ドリップ兄さんCafeMocha編集部

ドリップ兄さん(CafeMocha編集部)

札幌で小さなカフェを営み、14年以上にわたってコーヒーに関わってきたコーヒー専門家。 抽出理論やエスプレッソ設計、ラテメニュー開発まで現場で経験を積み、現在も毎日3〜4杯のコーヒーを飲み比べながら検証を続けています。 CafeMocha では、専門知識だけでなく「自分らしく楽しむコーヒーのあり方」を大切にし、初心者にも分かりやすい視点で情報をお届けしています。

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